ペットの熱中症を防ぐには?
ドクターより
多くの哺乳動物は、25℃を越えてくると暑いと感じます。
早期より暑さ対策が必要です。
【対処方法】
- 外出時には、水を携帯し何時でも飲めるようにしましょう。
- 食事は腐りやすいので気をつけましょう。水は1日2回以上取り替えてください。
- 留守にする時は、エアコンを切らないようにしましょう。
- ケージは直接風の当たらないところに設置してください。
- 昼間の散歩は厳禁です。散歩は日の出前または日没3~4時間以上後の涼しい時間帯を選びましょう。
- 散歩の後には、足の裏(パッド)の状態を観察してください。時として火傷が見られることがあります。
- 強い紫外線の影響で、皮膚に異常が発生することがあるので、皮膚の状態をよく観察しましょう。
- 暑い時期には、免疫力が低下しますので隠れていた病気が現れることがあります。
消化の良い、バランスの取れた食事を与えましょう。また、エアコンを利用して涼しい環境を作りましょう。
イヌ・ウサギ・フェレット・ハムスター・モルモット等は、25℃以下が望ましい環境です。
ネコは比較的暑さに強いのですが、28℃は越さないようにしましょう。
トリの場合でも35℃以上にならないよう注意してください。 - 気をつけていても熱中症状態になることがあります。家庭でできる緊急処置としては、 涼しい場所に寝かせ身体を冷やして(心臓を直接冷やすことは避ける)ください。
首・内股・腋下(わきの下)など太い血管の通る部位に冷たいものを当てると効果的です。
そして、できるだけ早く受診してください。
※異常(いつもと違う)を見つけたら早めの受診を心がけましょう。